健康問題

全国県民別「入浴事情」ヒートショック危険度が高い県は千葉と宮崎!

 日本人は風呂好きとして知られるが、寒さが本格的に厳しくなる季節を迎えると、急激な温度変化で血圧が上下することで起こる「ヒートショック」などが原因で死亡する人が年間1万9000人と、交通事故死を上回る。住宅機器メーカー、リンナイは47都道府県の2350人を対象にアンケートを実施し、県民別の入浴事情を調べた。ヒートショックの危険度が最も高いのは、千葉県と宮崎県だという結果が出た。

 

 調査は今年9月14〜18日、全国に住む20〜60代の男女計2350人を対象にインターネットを通じて実施。東京都市大学で温泉療法を専門に研究する早坂信哉医師が監修した「ヒートショック危険度チェックシート」で、「生活習慣病や持病の有無」「浴室の暖房設備」「入浴時の習慣」など10項目を質問したうえで、ランキングを作成したところ、ヒートショック予備軍の割合が最も多いのは「千葉県」と「宮崎県」で、約4人に1人がヒートショックの危険度が高いことがわかった。

平均入浴時間は12.6分

①  日本人の平均入浴時間は「12.6分」

 

 早坂医師が提唱する安全な入浴時間は「10分」だが、日本人が湯船に浸かる平均時間は「12.6分」。安全ラインを超える人が3割いることが判明した。なかでも千葉県は最も長い15.5分で「日本一の長風呂県」に。次いで山形県(15.4分)、茨城県(14.6分)が続くが、反対に最も短いのは沖縄県と愛媛県の9.5分だった。

 

深夜の一人風呂の危険

②  熱風呂好き1位は愛媛県

 

 冬場の浴槽の温度設定について調べた結果、40℃が最も多く、40〜42℃がボリュームゾーンであることがわかった。全体の半数以上がヒートショックの危険度が高い41℃以上に入浴しており、このうち、冬場の湯温が最も高い「熱風呂県」は愛媛県の41.6℃という結果になった。逆に湯温が低いのは岩手県と福岡県の40.4℃だが、いずれも大きな差はなく、熱い風呂好きな日本人気質が浮き彫りになった。

 

③  深夜の一人風呂が最も多いのは茨城県

 

 お風呂で体調不良を起こした場合、異変にすぐに気づいてくれる人がいないのは大きな危険をはらんでいる。しかし、全体の65%、3人に1人が深夜の一人風呂をしている結果が判明。特に多いのは茨城県の54%、次いで香川県(50%)、神奈川県(48%)となった。

血圧の急上昇を防ぐには…

④  ヒートショック対策「している人は2割未満」

 

 ヒートショックを防ぐには脱衣所と浴室の気温差を小さくすることだが、あらかじめ脱衣所や浴室を温めていると答えた人は全体の18.3%にとどまった。

 

 早坂医師は「ヒートショックは高齢者だけではなく、若い人にもリスクがある。服を脱ぐ前に腹式呼吸を繰り返して、交感神経の興奮をおさえ、血圧を安定させるなど予防に努めてほしい」と注意を呼びかけている。

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