宇宙

ISSから見た日本列島 「こうのとり大気圏突入時にカプセル投下!」

 今年9月、国際宇宙ステーション(ISS)に補給物資を運んだ国産の無人補給機「こうのとり7号機」はあす未明、ISSから離脱して大気圏への再突入を果たす。今月11日には日本列島上空を通過し、太平洋上に小型カプセルを落とす最後のミッションが控えている。

 

 ヨーロッパでは「赤ちゃんを運んでくる幸福の象徴」として知られるこうのとりを名前に持つ補給機は、H-2Bロケットで打ち上げられ、食料や衣類、実験装置など最大6トンの補給物資を、地上400キロ上空を飛行するISSに送り届け、補給が済むと用途を終えた実験器具や使用後の衣類などを積み込み、大気圏に突入して燃え尽きる運命にある。

こうのとりからカプセル放出

 その大きさは直径4メートル、全長10メートル弱で、ちょうど観光バスが収まる円筒形をしている。1号機が最初に打ち上げられたのは2009年。以来、1〜2年に1回のペースでISS輸送任務をこなしているが、今回の7号機がこれまでと異なるのは、ISSからの物資回収技術の実証実験を行う点だ。

 

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、こうのとりは8日午前1時50分ごろ、ISSから離脱したのち、3日ほどかけて大気圏を目指し、今月11日午前6時40分ごろに日本列島上空を南下して、南鳥島近海の太平洋上で小型カプセルを放出。パラシュートを開いて着水させ、洋上で回収する予定だ。

 

 カプセルは直径84センチ、高さ66センチの円錐状で、重さは約180キロ。窒素ガスを噴射しながら姿勢を制御する機能を持っており、内部は魔法瓶のように真空二重断熱構造になっていて、実験材料を格納できる構造だという。こちらのミッションにも注目だ。

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