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マリー・アントワネットの真珠 200年ぶりに公開 41億円!

 フランス革命で断頭台の露と消えた国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネット(1755〜93年)が所有していた真珠とダイヤのペンダントが14日、スイス・ジュネーブで開かれたオークションで3642万7000スイス・フラン、日本円にして約41億345万円で落札された。過去2世紀の間、まったく公衆の目に触れていない貴重な宝石だ。

 

 オークション会社大手サザビーズによると、このペンダントには全長26ミリの涙型をした天然真珠1対と、119個の丸い真珠があしらわれたもの。革命の最中であった1791年7月、国王一家がパリを脱出しようとしたヴァレンヌ事件の直前に、アントワネットは真珠のペンダントをダイヤモンドやルビーなどと一緒に綿でくるんで、木製の箱に詰めてベルギー・ブリュッセルへ送ったという逸話が残っている。

 

 国王夫妻は1793年にギロチンで処刑され、10歳の息子のルイ17世もまもなく死亡したが、唯一生き残ったマリー・テレーズは、3年間の独房生活から開放された1795年、17歳のときに母方のいとこにあたるフランツ2世に引き取られ、オーストリアのハプスブルグ家へ。そこでマリー・アントワネットが娘のために各地に分散させていた宝石を取り戻したという。

 

 

 ペンダントはその後、仏ブルボン家やハプスブルグ家と縁戚関係であるイタリアのブルボン=パルマ家に引き継がれた。今回のオークションではペンダントをはじめ、ブルボン=パルマ家が出品したダイヤモンドのティアラや指輪なども競売にかけられ、さながらヨーロッパ王室の歴史を彩ったコレクションが一堂に介することになった。このうち、アントワネットのペンダントは、当初の予想最高落札価格の18倍にあたる41億円で落札されたが、次の所有者は明らかにされていない。

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