宇宙

「おやすみ」ケプラー望遠鏡引退!NASAが最期に送った指令

 2009年の打ち上げ以来、太陽系外に存在する地球型惑星を数多く発見したケプラー宇宙望遠鏡が今月15日、米航空宇宙局(NASA)から「Good night(おやすみなさい)」と最期の指令を受け取った。名前の由来となった天文学者の命日と重なったのはまったくの偶然だという。

 

 ケプラーは、太陽系の外にある系外惑星の発見を目指して開発された宇宙望遠鏡で、これまでに2662個を発見。最近の分析では、そのうち20〜50%の恒星が、地球と同じくらいの大きさの岩石惑星を持っていて、その惑星には生命誕生に必要とされる液体が存在することが突き止められている。

 

 ケプラーは先月30日、燃料を使い果たし、観測を続けることができなくなった。米コロラド大学にあるケプラーのオペレーションチームは今月15日、ケプラーに最期のコマンドを送信。その後、システムが2度と復旧しないよう操作して、通信を切断した。

 

 NASAによると、宇宙望遠鏡は現在、地球から約1億5128万キロ離れた太陽のまわりの軌道におり、2060年まで周回を続ける見通し。奇しくも11月15日は、天体の運動の法則を発見したドイツの天文学者ヨハネス・ケプラー(1571年12月27日〜1630年11月15日)が亡くなった命日にあたる。

 

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