火山

メキシコ富士ポポカテペトル 爆発4回「噴煙3000m上昇」(動画)

 

 メキシコに住む日系人には「メキシコ富士」の名前で親しまれているポポカテペトル山は、現地時間8日から9日にかけて、4回の水蒸気爆発を起こした。これらの噴火にともなって、噴煙は高さ3000メートル近くに達し、火山性地震は最大マグニチュード(M)2.7が観測された。

 

 首都メキシコシティの南東50キロ付近にそびえる標高5426メートルのポポカテペトル山は、今月に入ってから活動が活発化している。

 

 同国防災機関(CENAPRED)によると、8日〜9日は24時間で4回に及ぶ爆発が相次ぎ、そのたびに1500〜3000メートル近い噴煙が上昇した。火山性地震もM2.7が2回、M1.5が1回発生し、地下のマグマの上昇を示す火山性微動は計45分間観測された。ポポカテペトルは前日7日にも2回の爆発を起こしており、赤外線カメラは爆発のたびに火口周辺に飛び散るマグマをとらえている。

 

 

 山頂火口では、地下から押し出されたマグマが堆積して溶岩ドームの形成を繰り返し、それが冷え固まって成長するたびに爆発を繰り返している。CENAPREDは巨大化した溶岩ドームが崩壊して火砕流や土石流が発生する危険があるとして、火山から半径12キロ以内には立ち入らないよう厳重な警戒を呼びかけている。

 

 

 ポポカテペトル山は1990年代以降、数年おきに小〜中規模噴火を繰り返しているメキシコで最も活発な火山だ。2016年の巨大爆発では、噴煙の高さが上空10キロを超え、火山灰の飛散によって周辺の国際空港が相次いで閉鎖された。

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