宇宙

「雪だるま」か「鏡もち」?土星探査機カッシーニがとらえた

 ふたつの天体同士がくっついて、雪だるまか鏡もちのように見えるこの画像、2017年9月に引退した土星探査機「カッシーニ」が最後にとらえた衛星「ディオネ」と「レア」だ。

 

 米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)が共同で開発した探査機カッシーニは、土星の大気の秘密や衛星エンケラドスの地下に海があることを示す証拠を見つけるなど、13年間に及ぶ観測期間中にさまざまな発見をしたが、燃料切れにより2017年9月に大気圏へ突入してその役目を終えた。

 

 カッシーニが土星墜落前にとらえたこの画像は、探査機から約160万キロ離れた土星の第5衛星レアと、約110万キロの距離にある第4衛星ディオネを撮影したもの。

2017年に引退したカッシーニ

 土星はこれまで見つかっているだけでも64個の衛星を持っていることがわかっていて、このうちレアは衛星タイタンに次いで2番目に大きい直径1528キロ、一方、ディオネは直径1123メートルとひとまわり小さい。

 

 そのため、カッシーニから見たそれぞれの衛星の大きさと距離によってこのように重なって見えることもあるが、どちらの衛星も土星のまわりをまわる速度が異なるため、雪だるまのように見えるチャンスはそれほど多くはないという。

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