宇宙

美味しそう!火星のクレーターがチーズケーキそっくり

 先日、火星の南極に隕石が墜落して真新しいクレーターができたニュースをお伝えしたばかりだが、こちらは同じ火星でも北極に存在する「コロリョフ(Korolev)クレーター」だ。

 

 旧ソ連のロケット開発者セルゲイ・コロリョフにちなんで名付けられたこのクレーターは、直径82キロ。火星の北極中心を取り囲むように広がる砂丘のすぐ近くで見つかった巨大なクレーターで、内側を白く埋め尽くしているのは、雪ではなく、氷だ。

 クレーター内に堆積した氷が上空の空気を冷却し、冷たい空気の層を形成。この寒気が暖気を遮断するため、厚さ2キロ近い氷は、永遠にとけることがない。専門家はこの現象を「コールド・トラップ(冷たい罠)」と呼んでいる。

 

 この画像をとらえたのは、欧州宇宙機関が2003年に打ち上げた探査機「マーズ・エクスプレス」に搭載されている高解像度カメラだ。

 しかし、その説明を知らなければ、まるでビスケットを砕いた台にのったレアチーズケーキのように思える。

 

 火星というと、どこまで行っても赤い砂岩が続くイメージだが、この写真では、どうしたわけかお腹が減ってくるような気がする。

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