火山

津波起こしたアナック・クラカタウ爆発 その瞬間映像 6月以来最大規模

 インドネシアのスンダ海峡で発生した津波の犠牲者は24日までに死者281人、行方不明者57人、負傷者1016人になった。津波を引き起こしたアナック・クラカタウ山の噴火について、同国国家防災庁(BNPB)は「今年6月以来、最大規模の噴火だった」ことを明らかにした。

 

 現地時間22日午後9時3分、スマトラ島とジャワ島の間のスンダ海峡にそびえるアナック・クラカタウ山が爆発。噴火に伴って、これまでの噴火で噴出した堆積物が海底で地滑りを起こし、その約20分後にスマトラ島とジャワ島沿岸を津波が襲った。

 

 同国気象庁によると、津波の高さは最大90センチとされ、両島沿岸部の少なくとも611棟の家屋、69軒のホテル、60軒の店舗を損壊し、281人が死亡、1016人が負傷し、行方不明者は57人にのぼる。

 

 

  BNPBのストポ・プルウォ・ヌグロホ報道官は「今年6月に始まった火山活動のうち、最も大規模な爆発だった」として、今後被害はさらに拡大する可能性があると示唆した。

 

 

 アナック・クラカタウは、今年6月以来、活発な噴火活動を続けている。19世紀に3つの島が同時に爆発して形成された火山島で、このとき発生した火砕流は海上40キロを超えて隣のスマトラ島に達し、津波が周辺の島々を飲み込み、3万6000人以上が死亡。2004年のスマトラ島沖地震が起こるまでは、インド洋最大の津波災害だとされ、地質学史上、5本の指に入る爆発規模だったと言われる。

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