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動物VSカメラマン「かゆいところはないですか?」サーバルが髪の毛を食う衝撃動画

 ハザードラボでは地震や台風、火山などの自然災害にとどまらず、過酷な環境で生きる野生動物の生態も紹介している。動物たちの奇跡的な瞬間をとらえるカメラマンだって、いつもハザードな日々を送っているのだ。

 

 今回ご紹介するのはアフリカ・タンザニアのセレンゲティ国立公園を拠点に活動する動物カメラマンのボリスさん。別名「クレイジー・カメラマン」の愛称を持つボリスさんは、チリチリヘアにヒゲモジャといったワイルドな風貌ながら、動物を見る目は誰よりも優しく、被写体に真摯に向き合うあまり、動物たちから「我らの仲間」と認定された男だ。

 

 2012年、南アフリカのナンビティ動物保護区で保護したサーバルキャットの撮影中に事件は起こった。サーバルはアニメやゲームの『けものフレンズ』で一躍脚光を浴びたネコ科の動物。体長60センチから1メートル、体重8.5〜18キロとイエネコよりはふたまわりほど大きい体に、美しい斑点と大きな耳を持つ。

「20年くらい床屋に行ってない」ボリス

 ボリスさんが保護施設を訪れた際、地べたに寝そべりながらカメラを回すボリスさんの背後に忍び寄ったサーバルは、ピョンと丸太の上に飛び上がり、チリチリヘアに鼻をうずめ、クンクンとかぎ始めた。

 

「僕の髪が好きなのかい?」ボリスさんはニコニコしながら動かずにいると、サーバルは大胆にも肩に前足を掛けながら、ガブリガブリと髪の毛を噛む始末。「おぉい!イタイよ!」抗議もむなしく、サーバルは髪の毛を引っ張り、大事な髪の毛は何十本か抜けてしまった。

 

 

 アシスタントの女性が「危害をくわえる気はないみたいよ。ネコみたいにグルグル喉を鳴らしながら、髪の毛を甘噛みしているわ」と慰めると、「20年くらい床屋に行ってないんだ。久しぶりに他人に髪の毛をいじってもらったなあ」とボリスさん。

 ペットとして飼われているなかにも、飼い主が撫でたりブラシをかけてあげると、お礼をするように飼い主の手を舐めたり(舌がザラザラなので痛い!)、二の腕の裏やあごの下の柔らかい肉を甘噛みする猫は少なくないが、サーバルの愛情の示し方もなかなか強烈だ。

 

ネコ科の動物に愛される男

 

 ネコ科の野生動物に好かれる気質のボリスさんは、セレンゲティ国立公園で撮影中にも、オフロード車の屋根の上に2頭のチーターが相乗りしてきたことがあったそうだ。この車の屋根は丈夫な布製の幌で覆われていることから、車内にいると頭の上を歩くチーターの動きがダイレクトに伝わってくる。

 

 当初はチーターを刺激しないように一定距離をおいて撮影していたボリスさんだが、そのうち大胆になり、自分も箱乗り状態になって至近距離から撮影を始めた。車の上を展望台代わりにしていたチーターは、屋根の上に設置してあった車載カメラをガブガブとかじり始めた(また!)。

 

 動画にはチーターの口の中の鋭い牙も映っているが、今回、ボリスさんの髪の毛は無事だったという。

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