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攻撃か告白か?絶滅危惧種サイ 母子とオスが一触即発!南ア(動画)

 南アフリカ北部で、絶滅危惧種のクロサイ同士で争いが起こった。赤ちゃんを連れて水場にやってきた母親に、立派なツノを持つオスが威嚇し、あわや一触即発の危機が訪れた!

 

 劇的瞬間を目撃したのは、南アフリカのケープタウン郊外フレデフリックに住む50歳の主婦、ベリル・セント・アルノー(Beryl St.Arnaud)さん。2017年12月、ベリルさんは自宅から1200キロ近く離れたスワジランドの国境近くにあるムクゼ野生動物保護区(Mkuze Game Reserve)に野生のライオンの群れを見に訪れた。

 ガイドの案内で、野生動物がたくさんやってくるという池近くで身を潜めていた彼女は、水飲み中の1頭のオスのサイを発見。するとまもなく、背後の茂みから赤ちゃんを連れた母親のサイが現れたのに気づき、思わず微笑んだ。

 

 母子が近づいてくるのを待ちながらカメラを構えていると、突然、水を飲んでいたオスがノソリと体勢を変え、巨体には似つかわしくないような素早い足さばきで走り出した!

 

相矛盾する行動の理由は?

 水場に近づこうとした母子がその気迫にたじろいで思わず立ち止まると、両者があいまみえる形になり、一瞬にして緊張感が漂った。ジリジリとしたにらみ合いが続いた後、何度となくオスの方がチョッカイを出すかのように、母子の鼻先に接近しては離れるという行動を繰り返した。

 

 傷ついた野生動物のリハビリを行う保護施設で、サイの専門家でもあるカレン・トレンドラー(Karen Trendler)さんは、この動画を見て「水を飲んでいる最中の野生動物は、背後からの攻撃に弱いため、ふだんより過剰反応しやすいのです」と指摘。

 

 カレンさんによると、このオスは母サイに異性として関心があり「お近づきになりたい」と接近を試みるものの、一方で防衛反応が働いて相矛盾する行動を取っているのだという。

 

 そんなオスの不審な行動を訝しんだ母サイは、最終的には我が子をかばうようにしながら母子二頭でオスを威嚇し、その迫力に負けたオスがタジタジとなってその場を後にしたというから、母は強し、あっぱれだ。

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