感染症

ワクチン非接種「信仰理由」三重のはしか集団感染 ミロクコミュニティ救世神教が謝罪

 三重県津市で昨年12月に行われた研修会の参加者の間で、はしかの集団感染が広がっている問題について、三重県は23日、研修会を主催していたのは新興宗教団体「ミロクコミュニティ救世神教」だと公表した。同団体はホームページで「宗教上の理由により、ワクチンを接種していない信者がいたことが、感染拡大につながった」との見解を示し、謝罪した。

 

 この問題は今月6日、大阪市内で開かれた「AKB48」の握手会に参加した三重県在住の十代男性がはしかに感染していたことから明らかになったもの。男性は集団感染の患者のひとりで、大阪市では患者と接触した場合、三次感染のおそれがあるとして注意喚起していた。

 

 三重県の発表によると集団感染は、12月23日から30日にかけてミロクコミュニティ救世神教が津市内の施設で開催した研修会の参加者で、報告された患者の数は23日までに37人に増えている。なかには、研修会の参加者に医療機関や学校で接触した患者もおり、すでに三次感染が広がっている状態だ。

 

 ミロクコミュニティ救世神教はこの事態を受けて、教団のホームページに謝罪文を発表。「自然尊重・自然順応の教えに従い、医薬に依存しない健康(中略)を基にした信仰生活を重んじておりますので、感染者のなかにはワクチンを接種していない信徒がいた」と見解を述べたうえで、祭典や研修会などの集会を当面中止にすると発表した。

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