宇宙

まるでマンガ!火星南極に隕石衝突 氷を砕いたインパクトクレーターがスゴイ

 マンガやアニメーションでおなじみの爆発場面のような地形。これは火星の南極で見つかったものだ。

 

 米航空宇宙局(NASA)とアリゾナ大学の研究チームは今月22日、火星上空を周回中の探査機マーズ・リコネッサンス・オービターがとらえた南極の氷床地形を公表した。

火星のクレーターは4万3000個

 地球と同じように火星の南極と北極にも巨大な氷のかたまりが存在しているが、英語では「ice cap(氷の帽子)」、日本語では「極冠」と呼ばれている。地球と異なるのは、火星の氷の本体はドライアイス、つまり二酸化炭素が凍ったものだと考えられている。

 

 アリゾナ大学のロス・ベイヤー研究員によると、このクレーターが出現したのは2018年7月〜9月。この3カ月の間に小惑星や彗星などが墜落して氷を打ち砕き、直径1キロほどのインパクトクレーターを形成したものと考えられている。

 この衝撃で氷の層の下からは暗褐色の土壌がむき出しになり、四方八方に飛び散った。NASAによると、地球ではこれまでに約120個の巨大クレーターが見つかっているだけだが、火星では直径5キロ以上のものが、なんと4万3000個以上発見されているという。

 

   火星には地球を覆うプレート運動が無いと考えられているため、地殻変動によってクレーターが見えなくなることもなく、すべてのクレーターが隕石衝突の歴史を示しているという。

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