火山

インドネシア・カランゲタン山で溶岩流発生!海岸に到達寸前 避難開始(動画)

 インドネシアとフィリピンの間に位置するシアウ島で3日、カランゲタン山が噴火し、溶岩が流出した。溶岩流は海岸線まで数百メートルの距離まで迫っており、ふもとに住む6家族22人が緊急脱出したという。

 

 シアウ島は、昨年9月にマグニチュード7.5の地震が起こったスラウェシ島と、フィリピンのミンダナオ島にはさまれたセレベス海に浮かぶ火山島だ。現地語で「アピ・シアウ」とも呼ばれるカランゲタン山は、もともと活発な火山で、1997年の火砕流では3人の島民が死亡。

 

 2010年の噴火では、4人の島民が行方不明になったとされ、2011年3月11日の東日本大震災で、太平洋全体に津波が発生した数時間後にも、再び大噴火した。このときも溶岩や噴煙が高く立ち上ったが、深刻な被害や死亡者はなく、インドネシア国家防災庁は、噴火警戒レベルを危険度が2番目に高い「オレンジ」を維持している。(動画提供:Sitaro HEBAT)

 

311の津波発生後にも噴火

 2018年11月以降、北部斜面にある火口では中規模の爆発が相次いで発生していたが、きのう(3日)は南側の火口が噴火。噴火の規模自体は大きくないが、溶岩流の長さは2700メートルに達し、海岸までわずか600メートルの距離まで近づいている。このため、現地ではすでに6家族22人が緊急避難を始めた。

 

 欧州の地球観測衛星センチネル2号の観測画像でも、オレンジ色に輝く溶岩流が海岸近くの主要道路に接近し、斜面の木々が燃え広がっているのがわかる。シアウ島は2万人以上の島民が住んでいるという。

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