感染症

愛知県で豚コレラ発生 6640頭の養豚場 出荷先の4府県でも

 農林水産省は6日、愛知県豊田市の養豚場で豚コレラが発生したと発表した。農場から出荷した先の4府県でも感染が疑われる症状が報告されており、同省ではけさから対策会議を開き、感染拡大防止に向けた対応方針について話し合った。岐阜県以外の県の養豚農家から豚コレラが確認されたのは今回が初めて。

 

 農水省によると、愛知県で豚コレラが発生したのは今月4日。豊田市の養豚場から、豚の食欲がないなどの通報を受けて、専門機関が精密検査を行った結果、ウイルスの陽性反応が確認された。

 

 この養豚農家では、繁殖用に1140頭、肉用に育てている肥育豚5500頭を飼育していて、子豚の出荷先である大阪府や長野県、岐阜県、滋賀県内の関連農場でも感染の疑いがみられる豚が確認されているという。

 

 農水省と県はけさ8時20分から対策会議を開いて、豚コレラの発生が確認された全農場に対し、殺処分などの防疫措置の徹底や、愛知県と岐阜県にあるすべての養豚農家に対し、農場の消毒や野生動物の侵入防止策を取るよう指導する方針を固めた。

 

 豚コレラをめぐっては、昨年9月、岐阜県の養豚農家で国内では26年ぶりに発生が確認されて以来、複数の農家で発生が相次いでいるうえ、野生のいのししからも感染が確認されている。愛知県では昨年12月22日、岐阜県との県境に位置する北部の犬山市内で捕獲された野生のいのししから豚コレラウイルスが確認されている。

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