感染症

エボラ熱の恐怖再び…米国で感染の疑いあいつぐ コンゴでは1270人

 2014年から2016年にかけて西アフリカで猛威をふるったエボラ出血熱が、再び感染拡大する兆しを見せている。米国では先月以降、中部ネブラスカ州や北東部ペンシルバニア州で感染の疑いが持たれた患者が相次いで発生している。

 

 米メディアは今月6日、ペンシルバニア大学病院(HUP)が「致命的なウイルス」に感染した疑いのある患者を検査していると報道。その後、当局が「患者からはエボラウイルスが検出されなかった」と発表したが、身元や感染がなぜ疑われたかという理由については明らかにされなかった。

  さらに先月には、アフリカ帰りの男性が、ウイルスに感染した可能性があるとして、ネブラスカ州の病院に経過観察入院したという報道もあったが、幸いにも陰性であることが判明し、退院。

 

 世界保健機関(WHO)によると、2018年8月以来、アフリカ中部のコンゴ民主共和国では、北キブ州を中心にエボラ出血熱が感染拡大を続けていて、これまでに484人が死亡、現在も785人の感染が報告されている(今月5日現在)。

 

 コンゴでは、西アフリカでの流行とは別に、病名の由来となったエボラ川流域で小規模な流行が何度も起きている。これまでの9回の流行はいずれも人口密集地とは離れた地方で発生していたが、今回の流行はすでに過去の患者の数を上回っている。

 あなたにオススメの記事