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ファイザー高血圧治療薬「バルサルタン」発がん性物質含有 5655箱を回収へ

 製薬大手ファイザーは8日、高血圧症の治療薬「バルサルタン」の一部に、許容限度量を上回る発がん性物質が検出されたとして、自主回収すると発表した。これまでに健康被害の報告はない。

 

 自主回収の対象となるのは、昨年12月3日から先月23日にかけて出荷されたアムバロ配合錠「ファイザー」(一般名「バルサルタン」)76万3820錠、計5655箱。

 

 同社によると、海外で製造された原薬「バルサルタン」を検査したところ、発がん性のおそれがある「ニトロソアミン」を含む「ニトロソジエチルアミン(NDEA)」が、許容限度値の1.4倍近い「最大0.23ppm〜0.20ppm」検出された。さらに、微量の「N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)」も含まれていたという。

 

 厚生労働省は昨年秋、NDEAとNDMAの発がんリスクについて審議を行い、健康に影響を及ぼすおそれがある規格を決めている。

 

 ファイザーは、規格を上回る5つの製造番号を発表し、100錠は「X66074」「AF1679」、140錠「X66073」、700錠「X66072」、500錠「X62678」について回収を行うとしている。

 

 なお、自己判断で服用を中止するのは、高血圧症が悪化するおそれがあるため、必ず主治医か薬剤師に相談してほしい。

 

【この件に関する問い合わせ先】

ファイザー専用ダイヤル

電話番号:0120-281-787

受付時間:平日午前9時〜午後5時半(2月9、10、11日は対応)

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