医療技術

ハートがノドに突き刺さる!X線検査で発見「痛くもかゆくもないけれど」米国

 マンガやアニメでは恋心の表現に「♡(ハートマーク)」を使うのが一般的だが、これは初恋もまだ経験していない3歳の女の子のレントゲン写真だ。

 

 米マサチューセッツ内科外科学会が発行する医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に今月14日に掲載された症例報告によると、この女の子は最近、カリフォルニア大学サンディエゴ校の大学病院に救急搬送された少女だ。胸部レントゲン検査の結果、食道付近に金属製のハートのペンダントが引っかかっているのが確認された。

 

「1〜3歳の幼児は、あらゆるものを口に入れますから、異物の誤飲事故が多いのです」とシェルビー・ルイン医師。

ボタン電池はあぶない!

 リモコンや体温計、オモチャなどに使われているボタン電池のように、消化管を傷つけるような「化学ヤケド」を引き起こす危険性があれば、ただちに取り出さなければならないが、特に危険がなければ、便と一緒に自然に体外へ排出されるのを待つのが一般的。

 

 診察室の女の子は、胸の痛みも吐き気もみられず、ケロッとした表情を浮かべていたが、ハートが食道から下りてくる気配は無さそうだったので、急きょ内視鏡を使ってハートを取り出した。食道の粘膜がわずかに傷ついたそうだが、慌てふためく両親を尻目に、終始ニコニコしていたという。

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