宇宙

はやぶさ2 リュウグウへ降下開始!タッチダウンまでの道のり(動画)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は21日午後、探査機「はやぶさ2」を小惑星へ着地させるための降下を開始した。当初、けさ6時半に開始する予定だったが、5時間ほど遅れてスタートし、リュウグウ着地はあす(22日)朝の予定だ。

 

 はやぶさ2が小惑星に到着したのは2018年6月27日。その後は上空に滞在したまま、リュウグウの観測を精力的に実施。9月には自走式の小型探査ロボット「ミネルバ2」を切り離して、着地点の選定作業を続けた。

タッチダウン場所が見当たらず!

 当初は10月下旬にはやぶさ2本体のタッチダウンを計画していたが、リュウグウの表面にはいたるところで岩のかたまりがゴロゴロとしていて、着地にふさわしい平らで広い場所は無かった。

 

 最終的にタッチダウン目標地に選ばれたのが、わずか直径6メートルのポイントだ。あらかじめ設置しておいた目印(ターゲットマーカー)を頼りに降下し、まわりが岩だらけのわずかなすき間を狙って着地を目指す。

 

 JAXAによると、探査機の到着前には直径100メートル程度の広い場所があるだろうと想定していたのだが、リュウグウには2〜30メートルの場所すら見当たらなかった。くわえてはやぶさ2の全長は6メートル、着地ポイントと変わらない大きさだ。

日本からブラジルの的を狙うようなもの

 地球から約3億キロ以上離れ、直径約900メートルのリュウグウへ安全に着地するのは、日本からブラジルにある長さ6センチの的を狙うのと同じくらいの精度が要求される。(動画はタッチダウン地点付近のようす/JAXA)

 

 

 研究チームは、こういった事態を想定して検討していた「ピンポイント・タッチダウン」という手法をとる予定だ。これは衝突装置を使って人工的なクレーターを作り、そのクレーター周辺へ着地するというもの。

 

 21日午後1時15分、はやぶさ2は高度20キロ上空の定位置から降下を始めた。リュウグウへのタッチダウンはあす朝8時25分の予定だ!

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