宇宙

探査機はやぶさ2 着地成功!「リュウグウの岩石採取も」JAXA

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウへの着地に成功したと発表した。全長6メートルの機体と、ほぼ同じ大きさの目標地点にタッチダウンさせた瞬間、管制室に拍手と歓声が沸き起こった。

 

 世界で初めて小惑星イトカワの岩石を地球に持ち帰ること(=サンプルリターン)に成功した初代の後継機として開発されたはやぶさ2は、昨年6月に小惑星に到着。

 当初は10月下旬にタッチダウンの予定だったが、リュウグウの表面が想定以上に大きな岩だらけで、十分な広さがある平らな場所が一向に見つからなかったことから、スケジュール延期を余儀なくされた。

 

 最終的に着地予定地に選ばれたのは、まわりに60センチ以上の岩がない半径3メートルの狭い範囲。JAXAによると、着地誤差はわずか2.7メートルで、許される誤差は30センチだった。

 

 地球から3億キロ以上彼方にある小惑星への通信には往復40分ほどかかるため、はやぶさ2が自分だけで判断して着陸しなければならない。これは、日本からブラジルにある長さ6センチの的を狙うくらい緻密な精度が要求されるピンポイントの着地だ。

弾丸を小惑星に撃ち込め!

 21日午後1時15分に高度20キロから降下を開始したはやぶさ2は、高度5キロ付近で自動降下を開始し、けさ予定通りにタッチダウンした。同時に「サンプラホーン」という長さ1メートルほどの筒の先端が着地する際に、金属製の弾丸(プロジェクタイル)を地面に向かって発射!衝突で砕け散った小石が舞い飛ぶようすも確認された。

 現在、はやぶさ2はホームポジションという定位置に向かって上昇中だ。JAXAは今回のタッチダウンを振り返りながら、今後の観測計画について検討を続ける。はやぶさ2は今後、衝突装置を使って小惑星の表面に人工的なクレーターを作って、再び着地を行い、地下の物質採取に挑戦する予定だ。

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