歴史

バラバラ遺体 スピーカー内で発見「古代ミイラだった!」エジプト・カイロ空港

 

 エジプトのカイロ国際空港で今月23日、ベルギーへ向かう出発客が手荷物として持ち込んだステレオスピーカーの中からとんでもない物が見つかった!

 

 手足や胴体がバラバラにされた古代のミイラだ。

空港には考古学者が常駐する!

 カイロ空港の保安検査員は当初、X線検査装置に映ったスピーカーの中の異物を見て「すわ、殺人事件!?」とどよめいた。ところが、そこはエジプト。空港内に常駐している考古学チームのひとり、ハムディ・ハマム(Hamdi Hamam)さんを呼んだところ、スピーカーの中から現れた骨を一瞥するなり「ミイラだね」と即答した。

 

 1組のスピーカーの中に隠してあったのは、ミイラの胴体と2本の足、左の腕と手の一部だ。エジプト政府考古学省は、バラバラになった遺骨を修復するために、カイロの古代博物館に持ち帰った。

2011年のエジプト革命以降、急増

 同省によると、エジプトでは近年、ミイラや歴史的遺物の盗難事件が劇的に増加している。米アラバマ大学バーミングハム校の考古学者サラ・パーキャック教授が2016年に発表した研究によると、エジプトでは、リーマン・ショック後の2009年あたりから、古美術品の盗難が多くなり、2011年1月に始まった反政府デモ(エジプト革命)を契機に急増。

 2016年には、約5000万ドル(約55億円)相当の古美術品が、米国のアートギャラリーや古美術商、オークション市場に流出されたと米国国勢調査局が報告している。

 

 なかには、入国管理局で発見され、本国に戻されるケースもあるが、国の政情や経済が不安定になると、手っ取り早く外貨を稼ぐための手段として横行するようになるという。

 

 もちろんエジプトでは、政府当局の許可なく歴史的遺物を海外へ移動させることは禁止されていて、法律を破ると最高2年間の懲役刑と罰金が科される。この番人が国際空港で日夜、目を光らせている考古学特殊部隊なのだ!

 あなたにオススメの記事