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助けて〜!おデブのネズミ マンホールの蓋にはまる 救助隊出動!独(動画)

 食料貯蔵庫を狙ったり、電線ケーブルやガス管を噛み切ったり、病原菌をまき散らしたり…、ネズミは洋の東西を問わず嫌われ者だが、ドイツではマンホールの蓋にはまって身動きできなくなったネズミが、救助隊に助けられた。

 

 一風変わった捕物帖ならぬ、救出劇が展開されたのは、ドイツ中西部マンハイム近郊の町ホーホドルフ=アッセンハイムだ。今月24日、町の一角にある石畳の道で、マンホールからキーキーか細い声が聞こえるのを近くの住民が気づいた。

大の男8人がかりで…

「いやだ、下水道に住みついているドブネズミかしら」…ところがどっこい、ネズミはマンホールの中どころか、道路の真ん中でなきわめいていた。どうやら大きすぎるお尻が邪魔して、蓋の穴から抜け出せなくなっているようだった。

 

 住民のひとりが通報したのか、まもなく現場には消防隊がワラワラと駆けつけ始めた。「あれ!ネズミなのかい?」「僕は子猫だって聞いたんだけどなあ」などと苦笑いしながら、キビキビと動いて救出作業の準備を始める消防隊員たち。

たかがネズミ1匹じゃないか!?

 ひとりは興奮するネズミを押さえ、ふたりは先端にフック(鈎手)が付いた道具を穴に差し入れて鉄製の蓋を持ち上げ、開いたすき間に素早くジャッキを挿入。手のひらサイズの小さなネズミを大の男8人がかりで救出した。

 

 もちろん下水道の蓋を開けるためには水道局の許可も得なければならず、獣医やアニマル・レスキューも呼ばれ、大勢の人が見守るなか、この救出劇が幕を閉じた。

 

 

 動物専門の救急救命士ミハイル・ゼア(Michael Sehr)さんは、「メスでした。冬の間にずいぶん贅肉がついたみたいで、文字どおり、にっちもさっちもいかない状態でしたよ」と地元のメディアに語っている。

「たかがネズミ1匹に、こんなに大がかりな作業が必要なのか」と問われたミハイルさんは、「嫌われ者でも、命は尊重すべきですよ」とウインク。見物していた子供のひとりが、感謝状を消防隊員にプレゼントした。

 

 柔軟な体を持つネズミに限って、こんなどじを踏むことがあるのだろうか?専門家によると、ネズミは冬の間、温かいビルや住居に侵入して、人間の食べ物やゴミを漁って過ごすが、春になって屋外に出てくると、自分の体を実際より小さく感じる「過小評価」する場合があり、穴にはまって身動きできなくなるケースが少なくないという。

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