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スマホ充電ケーブルから発火!過去5年間であいつぐ事故86件 (動画)

 冬場はこたつや電機カーペットなど暖房器具を使う機会が増えるが、それにともなって延長コードやテーブルタップなどの配線ケーブルが原因で火災を引き起こすケースも目立つ。過去5年間に報告された事故を分析した結果、最近ではスマートフォンの充電ケーブルが異常発熱する事故が80件以上発生している。

 独立行政法人「製品評価技術基盤機構(NITE=ナイト)」によると、2013年度から2017年度までの5年間に報告された配線器具が原因の事故は367件。このうち、強度不足などが原因でリコールされた製品自体に問題があった事故は96件だったのに対し、使用状況が原因となった事故は111件にのぼった。

 

 使用状況とは「ほこりや水分、液体の付着でトラッキング(通電)現象が起きた」といったものや、「コードが繰り返し折れ曲がったり、踏みつけることで、大きな荷重が加わって断線した」などを指し、この5年間で8人が死亡、1人が重傷を負っている。

充電中に異臭が!?

 なかでも、季節にかかわらず増えているのが、スマホの充電ケーブルによる事故だ。2013年度から2017年度までの5年間に報告された86件のうち、53%が使い方に問題があった事故だ。

 

 このうち最も多いのが、コネクター内部に飲み物などが入り込んでショート、異常発熱したケース。2016年7月には大阪府の40代女性が「充電中のスマホから異臭がし、ケーブルとの接続部分が焦げて指がヤケドした」という事故をはじめ、28件が報告されている。

 

 

 また、コネクターの変形でショートが起こるケースも22件と多く、2017年10月には宮崎県の30代の男性が、スマホは接続せずに、コンセントに充電ケーブルを接続したままの状態で放置していたところ、周辺が燃える火災が起きている。さらに、就寝時など、充電ケーブルに長時間触れていたことで化学やけどを負ったケースも多いという。

 

 もともと、冷蔵庫など水回りで使われる電気製品は、電源プラグに通電防止措置が取られているが、それ以外でも事故が増加している現状を受けて、政府は「電気用品安全法」を改正して、2016年3月以降。家庭で日常的に使われるすべての電気製品を対象に、耐トラッキング性を持たせるよう要求している。

 

 しかし、それ以前に製造された製品については、事故の可能性もあることから、「電源コードに無理な力を与えたり、ねじったり、ビニールテープでの補修などの改造や修理など、誤った使い方はせず、ほこりや液体が付着しないよう日ごろから注意してほしい」と呼びかけている。

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