宇宙

シャトル引退後“初”!米国の有人宇宙船復活 自動ドッキングに成功(動画)

 米国の民間宇宙ベンチャー、スペースXは今月2日、新型の有人宇宙船「クルードラゴン」の初めての打ち上げと国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに成功した。今回は無人の試験飛行だったが、2011年にスペースシャトルが引退して以来、飛行士を宇宙へ送るのは、もっぱらロシアのソユーズ宇宙船頼みだったが、米国が自前の宇宙船を復活させる第一歩となる。

 

自動ドッキングにも成功!

 

 米航空宇宙局(NASA)によると、「クルードラゴン」は現地時間2日午前2時49分(日本時間午後4時49分)、フロリダ州のケネディ宇宙センターから、同じくスペースXのファルコン9ロケットで打ち上げられた。翌3日午前5時51分、当初の予定よりわずかに早く、高度400キロ上空を航行中のISSにドッキングを果たした。

 

 今回、注目されたのは新たに開発した「ソフトキャプチャー」というドッキング方式。日本の無人補給機「こうのとり」の場合、ISSに滞在中の宇宙飛行士が操作するロボットアームで捕獲(キャプチャー)されてドッキングする方法を取るが、クルードラゴンは、2016年8月に新たに取り付けた自動ドッキングアダプターを使用。

 

 

 宇宙船がISSに接近すると、いったん軌道から180メートルほどバック(後退)して、じょじょに距離を縮めながら、正確な位置にドッキングするというもの。言うなれば、車の自動駐車システムのようなものだ。

  ドッキングに成功したクルードラゴンは、約2時間後の午前8時7分、ISSへつながるハッチを開放。本来は最大210日間、宇宙に滞在できるように設計されているが、今回は試験機のため、ISS乗組員のための水や食料、実験器具など約180キロ分の補給物資を運び入れたあとは、今月8日まで5日間ドッキングを続け、その後、地球に帰還し、大西洋に着水する予定だ。

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