食中毒

いちご大福で食中毒 埼玉県熊谷市で25人 ノロウイルスを検出

 埼玉県熊谷市で先月23日から24日にかけて製造販売された「いちご大福」を食べた客25人が、下痢や嘔吐などの食中毒症状を訴えていたことがわかった。患者と従業員の便から、ノロウイルスが検出されたことから、熊谷保健所は食中毒だと断定し、この店に3日間の営業停止を命じた。

 

 食中毒が発生したのは、熊谷市の老舗和菓子店「出川屋」。埼玉県保健医療部によると先月23日、同店で購入したいちご大福を食べた6家族30人のうち、25人が食中毒症状を訴え、このうち15人が医療機関を受診していたことはわかった。

 

 保健所の調査の結果、患者13人と従業員2人の便から、同じ型のノロウイルスが検出されたことから、いちご大福が原因だと判明した。

 

 ノロウイルスはGIとGIIの2つの遺伝子群に分かれていて、全部で31種類の遺伝子型が確認されている。通常、秋から冬にかけて食中毒が起こる傾向があるが、最近は年間を通して発生が報告されている。

 

 感染すると、1〜2日の潜伏期間のあと、下痢や嘔吐、発熱などの症状を引き起こし、数日間で回復する。しかし乳幼児や高齢者など抵抗力が弱い人は、重症化するおそれがあり、感染した人は症状が治まっても、2週間以上は便の中にウイルスを排泄する。

 

 予防には、石鹸を使った2度の手洗いが有効だが、嘔吐物などの消毒にはアルコール消毒ではなく、塩素系の消毒薬か熱湯消毒が適しているという。

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