感染症

幼稚園児66人がノロウイルス集団感染 和歌山県田辺市

 和歌山県の幼稚園で、先月中旬から今月初めにかけて園児ら71人が嘔吐や下痢などの症状を訴えていることが県の環境衛生研究センターの調査で明らかになった。園児4人の便からノロウイルスが検出されたことから、保健所は集団感染だと断定した。

 

 集団感染が発生したのは、田辺市の学校法人「昭和幼稚園」。県の福祉保健部によると、先月28日、市内の医療機関から「複数の園児が嘔吐や下痢を起こしている」という連絡を受けて調査した結果、先月19日から今月1日にかけて、園児66人と職員5人が同様の症状を訴えていることが判明。

ウイルスは2週間以上、便の中に排泄

 園児4人の便からノロウイルスが検出されたことから、保健所は集団感染と判断し、同園に対してトイレやドアノブ、手すりや床などの消毒を行うとともに、手洗いや嘔吐物、排泄物やおむつなどの適切な処理など、二次感染対策を徹底するよう指導した。

 

 ノロウイルスはほとんどが経口感染によるもので、感染者の便や嘔吐物などに汚染された物品や食品類が感染源になる。24〜48時間の潜伏期間を経て、症状が出るが、いずれも軽く、1〜2日後には治癒する。しかし乳幼児や高齢者など抵抗力が弱い人は、重症化するおそれがあり、感染した人は症状が治まっても、2週間以上は便の中にウイルスを排泄するので予防対策が必要だ。

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