火山

阿蘇山「火山ガス急増4500トン」2年5カ月ぶり 警戒レベル2引き上げ

 火山活動の活発化が懸念される熊本県の阿蘇山では12日、二酸化硫黄を含む火山ガスの放出量が1日あたり4500トンに急増した。気象庁によると火山ガスの放出量が4000トンを超えたのは、中岳第一火口が噴火した2016年10月以来だ。

 

 気象庁によると、阿蘇山では2月上旬ごろから、地下の水蒸気やマグマの動きを示す火山性微動の振幅が大きくなるなど変動を繰り返していたが、今月11日夜からはさらに大きくなっている。また、火口直下で発生する阿蘇山に特有の孤立型微動と火山性地震も多いものの、地殻変動の観測データには特段の変化はないという。

 

 気象庁の監視カメラ画像によると、きょうの阿蘇山は、山頂に厚い雲が立ち込めていて、火口付近はよく見えないが、白い噴煙が上昇を続けている。気象庁は中岳第一火口から約1キロ範囲では、噴石の飛散や火砕流の危険があるとして、噴火警戒レベルを「2」に引き上げている。

 

 阿蘇山は、熊本地震の約半年後にあたる2016年10月8日に中岳第一火口で36年ぶりに爆発的噴火が発生している。このときも前日には火山性ガスの放出量が1万5000トンに達した。 

 

◼︎阿蘇山や新燃岳など、国内火山の状況は、ハザードラボ「火山マップ」でもご覧いただけます。

 あなたにオススメの記事