宇宙

原爆10個分の衝撃!巨大隕石が太平洋上で爆発 衛星ひまわりがとらえた!(動画)

 昨年12月、大型バスくらいの巨大隕石が太平洋上に墜落していたことがわかった。広島の原爆10個分に相当する爆発エネルギーだとされるにもかかわらず、当初は誰も気づかなかった。ただ唯一、気象衛星ひまわりだけが流星からたなびく煙をとらえていた!

広島の原爆10個分

  NASAジェット推進研究所(JPL)で、地球に接近する軌道を持つ天体(地球近傍天体=NEO)を監視するチームによると、天体は日本時間12月19日朝8時48分、ロシアとアラスカの間のベーリング海(北緯56.9度、東経172.4度)に墜落。

 

 天体は直径およそ10メートル、重さは約1500トンとスクールバス並みに大きく、秒速32キロ(時速11万5200キロ)で大気圏に突入し、上空25キロ付近で爆発した。このときの爆発エネルギーは、TNT火薬に換算すると、広島型原爆の10倍に相当する173キロトンと推計される。

核実験の監視システムのデータを解析

 

 それほどすさまじい破壊力にもかかわらず、この天体は、世界中の隕石ウォッチャーたちの監視の目を逃れた。異変に気づいた数少ないひとりが、カナダのウェスタン・オンタリオ大学(UWO)の天文学者ピーター・ブラウン教授だ。

 

 ブラウン教授は、地球上で行われる核実験を監視するために、世界337カ所に設置されている国際監視システム(IMS)の観測所がとらえた超低周波振動を分析。16カ所のデータを照合し、流星の大きさや爆発エネルギーをつきとめた。

気象衛星ひまわりがとらえた

 

 さらに、英オックスフォード大学の天文学者サイモン・プラウド氏(Simon Proud)は、日本の気象衛星ひまわりが北太平洋の上空でとらえた観測画像を詳細に分析。

 

 その結果、雲の中にほぼ垂直に落ちていく隕石の炎とたなびく煙を発見したのだ!

 

 

 現在、テキサス州で開催中の第50回「月・惑星科学会議」では、NASAのケリー・ファスト(Kelly Fast)マネージャーが、ベーリング海に落ちた流星について、2013年の露チェリャビンスク隕石と、1908年にシベリアで起きたツングースカ隕石に次いで、観測史上3番目に大きな隕石だったと報告している。

 あなたにオススメの記事