生物

グーグーグー!タコも夢見る 体の色が七変化(動画)

 日本人が大好きなタコ。スーパーマーケットで売られているものは、刺身用にスライスされたり、加熱済みのものがほとんどだが、海中を泳いでいる間はお馴染みの赤い色ではなく、そのときどきの状況に応じて、体の色をさまざまに変えている。

 

 米コロラド州の水族館では、ぐっすり眠っているタコが、白っぽい色から濃い色まで、体の色を目まぐるしく変えるようすがとらえられた!タコも夢を見るのだろうか?

 この居眠り動画が撮られたのは、コロラド州ウェストミンスターにある無脊椎生物ばかりを集めた展示施設「バタフライ・パビリオン」。

 

 ここでインターンとして勤務していたレベッカ・オティ(Rebecca Otey)さんは2018年、カリブ海に生息する種類のタコが、授業中に居眠りする学生のように突っ伏しているようすに遭遇。すぐに撮影を始めた。

 

 当初、タコの体は白っぽいグレーに見えたが、眠りが深まってくると、突然黒い斑点が出現。その後、波がひけるようにゆっくりと白い色に戻ったが、その後もネオンサインのように色が変わっていったという。

 

 

 この間、タコは一切目を覚ます気配は無かったことから、レベッカさんは「夢の中で外敵と出会ったのかもしれない」と推測。

 

 タコを食べない欧米人のなかには「デビルフィッシュ(悪魔の魚)」と呼んで忌み嫌う人もいるが、タコの皮膚には色素胞と呼ばれる色素細胞が3段構造で備わっている。

 

 1番上の色素保有細胞はさまざまな色を作り、2番目の虹色素胞は周囲の環境を真似する色を作り、3番目の白色素胞は発色が良くなる下地の色を作るというから、高精細8Kカメラもビックリの発色システムなのだ。

 

 これまでの研究で、タコは皮膚の下の筋肉を引っ張ったり、縮めたりして色を作り出していることが報告されているが、バタフライ・パビリオンの専門家によると、タコは色覚を認識できない「色盲」だと考えられているため、周囲の環境に合わせてどうやって体の色を変えているのかはいまだ謎が多い。さらにこの動画によって、タコは夢を見るのかという新たな疑問もわいてきたという。

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