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「難破船が漂着した」と思ったらマンボウだった!豪州南部

 オーストラリア南東部を流れる川の河口で今月16日、巨大なマンボウが見つかった。発見者は当初「難破船の一部が流れてきた」と思い込み、犠牲者はいないか慌てて駆け寄ったという。

 

 豪州ではめったに見られないマンボウが見つかったのは、アデレード近郊に位置するクーロン国立公園のマレー川だ。

 沿岸のハインドマーシュ島に住むリネット・グリゼラック(Linette Grzelak)さんは今月16日、パートナーとふたりで浜辺を散歩中、プカプカ浮かぶ平べったい板状の物体を発見。

 

 その茶褐色の色から、壊れた難破船の一部が流木になって打ち上げられたと思い、近寄ってみたところ、これまで見たことがない魚の死体であることに気づいた。

 

 「砂まみれで、薄っぺらくて、紙製の張り子の動物かと思いました」とリネットさん。国立公園の管理事務所に連絡したところ、アデレードから南オーストラリア博物館のラルフ・フォースター学芸員が駆けつけ、マンボウだと判明。

衝突事故があいつぐ

 世界中の温かい海で生息が確認されているマンボウは、2017年に発見された新種を含めて3種類。大きさは最大で全長3メートル、体重2トン以上になり、時折、海面に体を横たえて浮遊する姿が日光浴しているように見えることから「sunfish」と呼ばれている。

 

 フォースター学芸員によると、マレー川で見つかったマンボウは全長1.8メートルなので、比較的小さいが、豪州で見つかるのは本来ならば非常に珍しいという。

 

 しかし近年、深海から海面に上がってきたマンボウがヨットと衝突する事故があいついでいて、2018年にはシドニーからスタートして、ゴールのタスマニア島をめざすヨットレースの最中に衝突事故が起こって、1台のヨットが棄権を余儀なくされたと報告されている。

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