環境

切り分けたピザか?アンデスの山中に奇妙な地形 ISSがとらえた!ボリビア

 南米ボリビアを南北に連なるアンデス山脈の近くで、切り分けたピザのように中心から放射状に土地が区画された地形が、国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士によって発見された。

 

  不思議な地形が見つかったのは、海抜400メートルの高原にあるボリビア第二の都市サンタ・クルス・デ・ラ・シエラ郊外の農園地帯。

 一辺の長さが4.4キロの正方形の区画が東西に4つ並んでいて、それぞれの正方形の中心からは三角形の土地が放射状に広がっている。上空400キロを飛ぶISSからは、風車や巨大なビーチパラソルのようにも見える。

 

 ただしビーチパラソルと違って、色はくすんだ茶色と緑色ばかりで構成されている。これは、同国政府が進める農業開発プロジェクトの成果の一環だ。

 

「アルティプラーノ」と呼ばれるアンデスの高原地帯に住んでいた山岳民族を低地に移住させて、熱帯雨林を切り開き、大豆畑などの農地開拓を推奨するのが目的で、1980年代後半から30年以上続いている。

 一方で森林伐採は加速度的に進んでおり、2000年代には比較的残っていた緑の森が、この写真が撮られた2018年夏にはほとんど消滅し、土色の土地ばかりが目立つようになった。

 

 最新の画像には、直線的な幹線道路が伸びているのがわかるが、その近くには、対象的にクネクネ曲がった川の流れが見える。地質学者によると、これらはアンデス山脈を水源として、何千年にもわたって流れ続けてきた川で、急激な土地の開発が自然環境に及ぼす影響が懸念されている。

 

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