トピック

ルーヴル美術館「ガラスのピラミッド」地中に沈むも数時間で…(動画)

 

 モナ・リザや、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケなど、世界中の美術品が集まるパリのルーヴル美術館で先日、前庭にそびえるガラス製のピラミッド型建造物が地中に沈むハプニングがあった!

2019年はガラスのピラミッド誕生30周年

 建築家イオ・ミン・ペイが設計したピラミッドが登場したのは1989年3月29日。ミッテラン大統領の大号令によってスタートした「パリ大改造計画」の一環として建設されたもので、当時は古典的なルーブル宮殿と、近未来的な建造物はそぐわないだとか、悪趣味だと反発する声も強かったが、30年過ぎた今では、すっかり美術館の顔だ。

壮大なだまし絵

 

 アニバーサリーイヤーの今年、アーティストのJRさんが手掛けたのが、このプロジェクト。ピラミッドが地底奥深くに沈んでいくように見えるが、もちろんこれはだまし絵。先月26日から29日の4日間、計400人のボランティアを動員し、地面に2000枚の絵をはりめぐらせて作ったものだ。

制作4日間、撤去は数時間

 JRさんがルーヴルのピラミッドを扱ったのは、今回で2回目。2016年には、壁面に美術館の写真をはり付けて、正面から眺めるとピラミッドが消えたように見えるプロジェクトで話題をさらった。

 

 当時は、傾斜がついた壁面の作業なので足場を組んだり、クレーン車を使うなど、大がかりな工事になったが、今回は人海戦術。しかし、せっかくの巨大なだまし絵も、完成後わずか1日間で、再びボランティアの手で破られた。制作には4日かかったが、撤去には数時間しかかからなかったというから、芸術はなんと、はかないものか。

 

 あなたにオススメの記事