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白いクジラ発見!「ミルク・タンクが帰ってきた?」メキシコ沖(動画)

 メキシコ北部バハ・カリフォルニア半島沖で先月、雪のように白いクジラが二日間にわたって目撃された。小説『白鯨』に登場する白いマッコウクジラとは違って、人間に友好的な性格のようだ。

 

 ハーマン・メルヴィルが著した『白鯨』は、片足を食いちぎられた恨みを抱くエイハブ船長が、白いマッコウクジラのモビー・ディックに戦いを挑む物語で、これまでに何度も映画化されている。

 

 メキシコ沖の太平洋で、ホエールウォッチングツアーのガイドやスキューバダイビングのインストラクターをつとめるマヌエル・ゴンザレス(Manuel Gonzalez)さんは先月3日、クルーザーに乗船中、並走するように泳ぐ白いクジラを目撃。その二日後にも、同じ海域で再会を果たした。

 

 小説の白鯨はマッコウクジラだったが、こちらはひとまわり小さなコククジラで、おそらく生まれつきメラニン色素を作る遺伝子が欠乏したアルビノである可能性が高い。

 

 

 アルビノのクジラがバハカリフォルニア沖で確認されたのは今回が初めてではなく、およそ10年前からときどき白いクジラが目撃されていることから、地元の研究者たちは「ミルク・タンク」と言う愛称をつけて観察を続けていた。

 

 ミルク・タンクが泳ぐ姿が最後に目撃されたのは2016年。このときは、体の色が通常のコウクジラを連れていたという。さかのぼって2003年にはミルク・タンクの赤ちゃん時代を彷彿とさせる小さなクジラの報告もあることから、地元の研究者たちの間では、繁殖に帰ってきたのかもしれないと期待を寄せている。

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