宇宙

宇宙から桜満開!超低高度衛星「つばめ」東京上空を飛行中!JAXA(動画)

 全国に先駆けて一足早く桜の開花を迎えた東京では、すでに葉桜になった木もあるが、高さ300キロ以下の超低高度を飛行する衛星「つばめ」が、宇宙から桜の開花を撮影するのに成功した!

 

 「つばめ」は、2017年12月に国産のH-ⅡAロケットで打ち上げられた技術試験用の衛星だ。人工衛星というと、ひまわりが最もよく知られているが、気象衛星が高度3万6000キロ上空にいるのに対して、つばめの軌道は180〜268キロと超低空飛行だ。

従来の衛星より地上近くを飛ぶ

 地表に近ければ、大気の抵抗を受けやすいことから、つばめより高い600〜800キロ上空を周回している地球観測衛星は、定期的にガスジェットを噴射することで高度を戻してやる必要があるが、宇宙では燃料補給ができないため、燃料が尽きるとその時点で寿命が尽きてしまう。

 地球観測衛星よりもさらに高度が低い超低高度衛星は、すぐに燃料が枯渇してしまうので実用には向いていなかったが、つばめはガスジェットに比べて、燃料効率が10倍長持ちするイオンエンジンを採用。大気抵抗を少なくするために、機体を小型化し、超低高度でも長期観測できるための技術を実証させるために開発された試験機だ。

東京上空 毎日飛びます!

 超低高度衛星は、地上に近い分、より高解像度で地球を観測することができることから、来年のオリンピックに向けて建設中の新国立競技場もバッチリ。

 

 ソメイヨシノや寒桜など65種、約1000本の桜が見られるとして、人気のお花見スポット、新宿御苑の上空を写した画像でも、開花直後の3月21日と、4月4日の写真を比べると、木々の色が淡くなっているのがわかる(残念ながら白黒)。

 

 

 つばめは今月2日から定点撮影の実験を続けていて、毎日午後4時ごろに東京都心を通過する予定だ。その後は段階的に高度を下げて、今年9月ごろからは、大気の観測などを行う計画だという。東京駅周辺や赤坂迎賓館や新宿御苑などにお出かけのときは、「いま、上空につばめがいるのかな」と思いを馳せてみてほしい。

 あなたにオススメの記事