食中毒

花の形の寄生虫クドア ひらめの刺身で28人が食中毒 島根県のホテル

 島根県益田市のホテルで今月5日、食事した28人が下痢や嘔吐などの症状を訴えていたことが明らかになった。ひらめの刺身から寄生虫の「クドア・セプテンプンクタータ」が検出されたことから、保健所が食中毒だと断定し、このホテルに2日間の営業停止を命じた。

 

 食中毒が発生したのは、益田市高津町の「ホテル サンパレス益田」。保健所によると、今月5日に同ホテル内の飲食店を利用した1グループ57人のうち、20代から60代の男女28人が下痢や嘔吐、発熱、倦怠感などを発症。

 

 患者に入院したものはおらず、全員が快方に向かっているが、保健環境科学研究所で検査した結果、患者の便や食事の残りのひらめから寄生虫が検出されたという。

 

 クドア・セプテンプンクタータは、ひらめの筋肉に寄生し、刺身などで食べると、2〜20時間程度で食中毒症状を引き起こす。クドアが寄生しているひらめは見た目に変化がなく、肉眼で確認することもできず、生態や発症メカニズムには謎も多い。予防するには、−15から−20℃で4時間以上冷凍するか、75℃以上で5分以上加熱すると病原性が出なくなるという。

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