宇宙

イスラエル初の月面探査機「着陸に失敗!」挑戦したことが誇り(動画)

 イスラエルが初めて開発した月面探査機「べレシート(Beresheet)」が日本時間12日未明、月への着陸に失敗した。月から高さ149メートル上空を降下しているときに、地球との通信が途絶えたという。

 

 ヘブライ語で「始まり」を意味する探査機べレシートは、同国の民間団体「スペースIL」が、グーグルがスポンサーとなって2007年から2018年にかけて開催された月面無人探査を競うコンテスト「グーグル・ルナXプライズ」に参加したことがきっかけで開発をスタート。

 このコンテスト自体は勝者がないまま終了したが、スペースILは、イスラエル最大の航空機メーカー「イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)」と共同で探査機を製作。今年2月22日に、米民間宇宙ベンチャー、スペースXのファルコン9ロケットに搭載されて打ち上げられた。

 

 べレシートは6週間かけて地球のまわりの軌道を周回しながら、エンジン燃焼を繰り返して、楕円軌道を徐々に月に近づけ、今月4日、月の重力の影響力が及ぶ範囲に到達。

 月の表側の「晴れの海」に自動的に着陸する計画だったが、着陸寸前にエンジントラブルが発生したため、軟着陸できず、墜落した。

 

 スペースILの代表、モリス・カーン氏はこの失敗を受けて「成功はしなかったが、挑戦したことが我々の誇りだ」とコメントを発表した。

 

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