火山

阿蘇山「火山ガス大量放出3600トン」湯だまり減少 土砂噴出

 熊本県の阿蘇山では12日、二酸化硫黄を含む火山ガスの放出量が3600トンと急増した。現地調査の結果、火口の湯だまりの水位が減少し、土砂の噴出も確認された。

 

 阿蘇山では2月上旬以降、火山性微動の振幅が大きくなるなどの変化が観測されており、火口直下のごく浅い場所で起こる特有の孤立型微動や火山性地震も多発している。

 

 4月1日以降、火山ガスの放出量は1日あたり1700トンから2600トンの範囲で推移していたが、12日の現地調査では3600トンと非常に多かった。

 また中岳第一火口では湯だまりの水位が低下しており、9日の調査では火口底の1割から2割しかなく、ときおり高さ15メートルほどまで土砂が噴出することもあった。

 

 気象庁は「火山活動がやや高まっている」として、登山の際には、地元の自治体が発表する情報に注意するよう呼びかけている。阿蘇山では先月29日、噴火の可能性が低くなったとして、警戒レベル2から1へ引き下げたばかり。

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