火山

阿蘇山 警戒レベル2へ引き上げ「火山ガス増加」1日あたり3600トン

 熊本県の阿蘇山では、地下の水蒸気やマグマの動きと関係がある火山性微動の振幅が大きくなり、二酸化硫黄を含む火山ガス放出量が増加しているとして、気象庁は14日、噴火警戒レベルを1から2へ引き上げ、火口周辺への立ち入りを禁止した。

 

 阿蘇山では2月以降、火山性微動の振幅が大きくなるなどの変化が観測されており、火口直下のごく浅い場所で起こる特有の孤立型微動や火山性地震も多発している。

 

 14日は未明から火山性微動の振幅が次第に大きくなり、1日あたりの火山ガス放出量は、12日には3600トン、13日も2100トンと多い状態が続いている。

 

 先週13日には中岳第一火口内の湯だまりの水位が底の1割程度にとどまっていることが確認された。阿蘇山では通常、水温40〜60℃程度の緑色の湯が溜まっていて、火山活動が活発化すると、湯だまりの温度が上昇し、沸騰して土砂を噴き上げる現象が起こるが、今月9日には15メートルほどの高さまで噴出する土砂が確認されている。

 

  気象庁は中岳第一火口から約1キロ範囲では、噴火にともなって大きな噴石が飛散したり、火砕流が起こるおそれがあるとして、警戒レベルを2へ引き上げると発表した。

 

■国内の火山活動の現状は、ハザードラボ「火山マップ」でご確認いただけます。

 あなたにオススメの記事