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世界遺産ノートルダム大聖堂で火災 尖塔を焼失 仏パリ(動画)

 15日夜、仏パリ中心部のノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生し、尖塔が焼失した。12世紀に建造された大聖堂は、20年にわたる大規模改修計画の最中だったという。エマニュエル・マクロン大統領は、大聖堂の再建を宣言し、国際的な募金活動を始める考えを示した。

 

 ユネスコの世界遺産にも登録されているノートルダム大聖堂は、12世紀に建設が始まり、13世紀に完成。18世紀のフランス革命で、ほかの教会と同様に襲撃を受け、歴代の国王の彫像が破壊されたり、装飾が削り取られるなどして廃墟と化した。

 

 1804年にはナポレオンの戴冠式が行われるなど、歴史的な祝賀行事や記念式典が開催されるパリのシンボルであったが、1831年に発行されたヴィクトル・ユーゴーの小説『ノートルダムのせむし男』がきっかけで、フランス全土に再建への機運が高まり、全体的な修復を開始。着工から850周年を迎えた2013年、大聖堂前の広場の整備や、屋内照明の改修のほか、北と南の塔に18世紀末の鐘を再現するための補修工事が行われた。

 

 

 現地メディアの報道によると、現在大聖堂は改修工事中で、一部に足場が組まれていた。火は13世紀にさかのぼる屋根の基礎部分を破壊し、ふたつの尖塔のひとつが倒壊した。

 

 消火作業には400人近い消防士が動員され、このうちひとりが重傷を負ったと報じられている。

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