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「イースターエッグはオレのもの」巨大トカゲ 鶏小屋で飲み込んだのは…?豪州

 クリスマスやハロウィンなど海外で生まれ、日本に根付いたイベントは数あれど、もうひとつ知名度に欠けるのがイースター・エッグ。キリストの復活を祝うため、生命誕生のシンボルである卵を飾り付けて庭に隠し、誰が最も多く探し出せるか競って楽しんだりするもので、今年は4月21日だ。オーストラリアではオオトカゲがひと足早く、卵獲得競争に名乗りをあげた!

ゴルフボールで擬卵作戦

 卵ドロボウのオオトカゲが見つかったのは、豪州南東部ニューサウスウェールズ州のある鶏卵農家。ラクラン(Lachlan)さんは最近、ニワトリたちに産卵場所を覚えさせるために、卵に見立てたゴルフボール6個を鶏小屋に置いていたが、ある日、すべて無くなっている事に気づいた。

 

 擬卵(偽卵)は一般的に、鳥の飼育数を管理するために、石膏などでできたニセモノの卵を置くことで産卵を抑制するものだが、この場合は、若いニワトリに産卵場所を教えるためにゴルフボールで代用したという。

卵ドロボウの動かぬ証拠

 ところが卵の数は増えるどころか固いボールまで消滅。怪しんで小屋の中を探したところ、人目につかないようすみに隠れていたレースオオトカゲを発見。オスは全長150〜180センチ、メスでも120〜150センチくらいになる豪州原産のオオトカゲで、外敵に追い詰められると口を開けて唸り声をあげたり、後ろ足で直立して威嚇することもあるなかなかの強者だ。

 

 しかしこのオオトカゲは、威嚇どころか、グッタリしている。「さてはボールを飲み込んだのか」ピンときたラクランさんが野生動物保護団体「WIRES(ワイヤーズ)」に通報。すぐにベテランレスキュー、マーティン・フィッツジェラルドさんがやってきて、犯人を警察ならぬ、動物病院へ連行した。レントゲン検査の結果、卵ドロボウの動かぬ証拠が浮かび上がった!

「果報は寝て待て」自力で吐き出す!

 ゴルフボールが排泄されるのを気長に待つという選択肢もあったが、ボールの表面のコーティングが強い胃酸に耐えられるかどうかが問題だった。

 

 しかし開腹して卵を取り出すとなれば、このオオトカゲは数カ月は野生に帰れまい。一晩考えても妙案が浮かばないので、翌日に再び動物病院に集まって、ボールを取り出す方法を考えようと決めた。

 

 この「一晩寝て待て作戦」が功を奏したのか、夜の間にトカゲは自力でボールを吐き出し、翌朝には何事もなかったような顔をして、診察台で水を飲んでチームの到着を出迎えたという。健康状態も上々。マーティンさんはさっそく元の森まで送っていき、二度とボールをのみこまないようよく言い聞かせたという。

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