食中毒

「リステリア菌」で8人入院 1人死亡 ハム・チーズが原因か?米国

 北米ペンシルバニア州やミシガン州などで、食中毒を引き起こすおそれがある「リステリア菌」で汚染されたハムやチーズが原因で、8人が入院し、1人が死亡したことが明らかになった。

 

 リステリア菌は、川の水や動物の腸など、自然界に広く存在する病原菌で、日本での報告例は多くはないが、食品安全委員会や国立感染症研究所によると、高齢者や乳幼児など、年間80〜200人ほどの患者がいるものと推定されている。

 

 欧米ではチーズなどの乳製品や生ハムなどの食肉加工品が原因で集団食中毒に感染するケースが多く、米国では2010年にメロンが原因で33人が死亡している。

 

 発症すると、悪寒や発熱、筋肉痛などインフルエンザと間違えやすい症状が出て、重症化した場合は、敗血症や髄膜炎、中枢神経系の症状を引き起こすほか、高齢者や妊婦は注意が必要だ。

日本でも年間推定80〜200人が発症

 CDCは今月17日、米北東部のペンシルバニア州、ミシガン州、ニューヨーク州、ニュージャージー州の4州で8人が感染して入院し、このうちミシガン州の患者1人が死亡したと発表した。

 

 患者の年齢は40歳から88歳にかけてで、発症する4週間前までにスーパーマーケットなどで購入した薄切りハムやスライスチーズを食べたと証言しているものの、現時点ではハムやチーズの出荷元やメーカーは特定されていないという。

 

 CDCは、メーカーが特定されるまで、ハムやチーズを使ったサンドウィッチや惣菜を控えるか、75℃まで加熱したものを食べるよう注意を呼びかけている。

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