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まるでゼリー!PET不要の「水のカプセル」英国が開発 海洋ゴミゼロへ

 

 ペットボトルやレジ袋など“プラスチックごみ”による海洋汚染が世界的な問題となるなか、英ロンドンを拠点とするベンチャー企業は、海藻を原料とした飲料水用のカプセルの開発に成功した。今月28日に開催される「ロンドン・マラソン」でさっそく3万個配布されるという。

プラスチックの海洋汚染問題

 

 透明な膜に包まれたゼリーのようにプヨプヨした物体は、ロンドンのインペリアル・カレッジの卒業生、ピエール・パスリア(Pierre Paslier)さんとロドリゴ・ガルシア(Rodrigo Garcia)さんが発明した「Ooho!(オウホウ!)」と呼ばれる水のカプセル。

 

 身近な存在のペットボトルが、捨てられても400年以上も分解されずに自然界にあふれる現状を問題視していたふたりは、大学院を卒業後、「スキッピング・ロックス・ラボ(Skipping Rocks Lab)」という会社を立ち上げ、「Ooho!」の開発に乗り出した。

6週間で自然に還る天然素材

 このカプセルの正体は、海藻や植物から抽出した食べられる天然素材。この膜で水を覆うことで持ち運ぶことができるうえ、ペットボトルと違って、平均6週間で分解される。また、無味無臭なので中の水を飲むだけでなく、パッケージごと飲んでしまうこともできるため一気にごみゼロだ。

 

 水だけでなく、ジュースやケチャップ、ソースなどの調味料にも使えることから、ファーストフード店やマラソンの給水ポイントにもピッタリ。製造コストはペットボトルよりも安く、製造過程で排出される二酸化炭素量や燃料コストもカットできる。一石二鳥にも三鳥にもなるスグレモノ。

マラソンの給水所で採用

 チームは2年間にわたって資金集めを行い、製造機械を完成。現在は5〜10分間に100個のペースで生産できるようになった。

 

 今月28日のロンドン・マラソンのあとは、10月のハーフ・マラソンにも登場予定だし、11月には米国のニューヨークシティマラソンでも採用予定だとか。2020年の東京オリンピックはどうなるのだろうか?注目したい!

 

 
 
 
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Plastic-free hydration for the @virgin_sport morning workout #run

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