食中毒

群馬県「ギョウジャニンニクとそっくり」強毒イヌサフラン食べた70代が死亡

 群馬県渋川市で強い毒があるイヌサフランを、ギョウジャニンニクと間違えて食べた70代の男性が死亡した。一緒に食べた妻は軽症だという。

 

 群馬県によると、この男性は今月15日、知人宅の庭に自生していたイヌサフランを譲り受け、よく似ているギョウジャニンニクだと思い込み、二日後に自宅で炒め物にして妻とふたりで食べた結果、嘔吐や下痢を繰り返し、呼吸困難に陥って、病院に救急搬送された。

 

 採取場所に自生していた野草を群馬県立自然史博物館で鑑定したところ、有毒植物であることが判明。男性は入院先の病院で22日に死亡した。

そっくり植物

 ユリ科のイヌサフランは、葉はギボウシやギョウジャニンニクによく似ていて、球根はじゃがいもや玉ねぎと間違えやすい。

 

 アルカロイド系のコルヒチンが有毒成分で、開花後に葉を伸ばして、6月ごろに葉は枯れる。淡い紫色の花は、秋に開花するアヤメ科のサフランとよく似ているが、まったくの別物。

 

 嘔吐や下痢、皮膚の知覚減退や呼吸困難などの症状のほか、重症化すると死亡する場合もある。毎年春になると、食用と誤って食べた有毒植物による食中毒事件が後を絶たないが、県や厚生労働省は「食用と確実に判断できない植物は、採らない!食べない!売らない!人にあげない!の四原則を守って欲しい」と注意を呼びかけている。

 

 あなたにオススメの記事