食中毒

花の形の寄生虫クドア 2軒の飲食店で19人が食中毒 島根県益田市

 ひらめの刺し身に寄生することで知られる、花の形をした寄生虫「クドア・セプテンプンクタータ」による食中毒が、島根県益田市の2軒の飲食店で発生していたことが明らかになった。

 

 食中毒が発生したのはJR益田駅前で、有限会社「ちるちるみちる」が運営する「居酒屋 海鮮丸」と、仕出し弁当屋の「ちるちるみちる」。

 

 益田保健所によると、今月20日に海鮮丸で食事した50〜70代の2グループ7人が嘔吐や下痢などの症状を訴えていたことが医療機関からの通報で判明。翌21日には、「ちるちるみちる」の仕出し弁当を食べた30〜80代の計12人が同様の症状を起こしていることもわかった。

 

 保健環境科学研究所で検査した結果、ふたつの店を利用した患者の便から、クドア・セプテンプンクタータが検出されたことから、食中毒だと断定し、23日から二日間の営業停止を命じた。入院した患者はおらず、全員快方に向かっているという。

 

 ひらめの筋肉に寄生するクドア・セプテンプンクタータは、刺し身などを食べると、2〜20時間以内で発症。寄生しているひらめは見た目に変化がないので肉眼で確認することもできず、生態や発症メカニズムには謎も多い。予防するには、−15から−20℃で4時間以上冷凍するか、75℃以上で5分以上加熱すると病原性が出なくなるという。

 

 益田市では、今月5日にもホテルで食事した28人がクドアによる食中毒を発症している。

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