宇宙

はやぶさ2「足跡残せた!」クレーター幅20m近くが変形 JAXA(動画)

 

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウの地表面に金属弾を衝突させたあとに形成されたクレーターを確認した。世界で初めて小惑星イトカワの岩石を持ち帰った初代はやぶさに続いて、世界に誇れる日本の探査機の快挙だ!

 

 これまでも数々の難題を乗り越えてきたはやぶさ2だが、人工クレーターの作製は世界でも初めての試み。リュウグウのように炭素系の岩石でできている小惑星は「C型小惑星」と呼ばれており、C型小惑星は、地球に落ちてくる隕石のふるさとだと考えられている。

 

 炭素と水は、地球上に住む生物の最も基本的な要素であることから、C型小惑星の地中にある物質を調べることで、約46億年前の太陽系誕生時の最も古い情報を保った物質を発見できる可能性があるのだ。

 

 はやぶさ2は今年2月の1回目のタッチダウン時にも、地表面の砂粒の回収に成功しているが、人工のクレーターを作ることで、太陽光や宇宙線の影響が少ない、より新鮮なサンプルが採取できるという。

 

 高度1700メートルまで近づいた25日は、金属弾が衝突した付近に以前にはなかったくぼ地ができていることが確認された。大きさや深さに関する詳細な分析はこれからだが、幅20メートルほどの地面が変形しているという。

 

 

 前回のタッチダウンのときも、日本からブラジルにある的を狙うくらい精密さを求められるものだったことから、JAXAは当初、2回目のタッチダウンは、地形的に難しすぎる場合は断念する選択肢もあるとしていたが、ぜひチャレンジしてほしい!というのがはやぶさ2ファンの総意だろう。

 

 JAXAは今回の観測結果の分析を進め、実際に着地するかどうかは、5月下旬以降に決定するとしている。

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