火山

阿蘇山「火山ガス4000トン超え!」火山性地震や微動も増加

 熊本県の阿蘇山では、今月19日の噴火以来、1週間が経った。あすからの10連休を控え、本格的な行楽シーズンを迎えるなか、25日に現地調査を行った気象庁は「火山ガスの放出量が1日あたり4000トンを超えた」と発表した。

 

 阿蘇山の中岳第一火口では、今月16日に発生したごく小規模な噴火に続いて、19日にも噴火が観測されている。登山客が訪れるビジターセンターがある阿蘇火山博物館が火口付近に設置した監視カメラでは、2014年以来5年ぶりに、火口底で赤く光る赤熱もとらえられている。

火山活動の高まり

 気象庁が25日に行った現地調査では、二酸化硫黄を含む火山ガスの放出量が4100トンと非常に多かった。阿蘇山で火山ガスが4000トンを超えたのは、今回の噴火が起こる前の3月12日以来だという。

 

 また阿蘇山に特有の「孤立型微動」と呼ばれる火山性微動は、この二日間は1日500回を超えているうえ、火山性地震も700〜800回近くにのぼっている。

 

 GPSによる地殻変動の観測では、火口西側の草千里で、地下深くにあると考えられているマグマだまりにわずかな変化が見られるという。

 あす27日から10連休が始まるが、火山活動は依然として高まっている状態なので、中岳第一火口から約1キロ範囲には立ち入らないよう気象庁が警戒を呼びかけている。

 

■ハザードラボ「火山マップ」では国内火山の最新情報を更新しています。

 あなたにオススメの記事