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「三つ目」のヘビ 豪州で発見!名前は「モンティ」進化か?それとも…

 手塚治虫の漫画に『三つ目がとおる』という作品があったが、豪州北部では最近、頭頂部に第三の目を持つヘビが発見され、話題となっている。

 

  奇妙なヘビが発見されたのは、ノーザンテリトリー州のダーウィン郊外に位置するハンプティードゥという街を走る高速道路だ。

 

  同州立公園野生生物委員会(NTPWC)の発表によると、州立公園の野生動物保護レンジャーが今年3月、高速道路上を移動中のカーペットニシキヘビを捕獲。ひたい部分に第三の目があることに気づいて、専門家に分析を依頼した。

レントゲン検査の結果…

 カーペットニシキヘビは一般的に、成長すると最大3メートル近くまで大きくなるニシキヘビの仲間だが、捕まったのは40センチ足らずと小型だった。

 

  当初は、ふたつの頭を持った奇形のヘビだと思われたが、レントゲン撮影の結果、ひとつの頭蓋骨に三つのくぼみ(眼窩)があり、それぞれの目はいずれも正常に機能している可能性が高いことが判明した。

 

  NTPWCは、環境汚染が原因ではないかと不安視する住民に向けて、「受精卵が胚に発達するかなり初期の段階で起きた奇形」だという見解を発表し、不安を打ち消した。

デメリットの方が多い

「モンティ」と名付けられた三つ目のヘビは、発見から2カ月後に死亡が確認された。米ミズーリ・サザン州立大学の生物学者デヴィッド・ぺニング助教はこれまで、さまざまな奇形のヘビに関する調査を行ってきたが、「三つ目は初めて」だとして、「3個の目がいずれも正常に機能している場合、視神経も余計に必要ですから、脳の神経組織が非常に複雑化します」と述べた。

 

 そのうえで、「ひとつしか目がないヘビが長生きしたケースを知っています。三つ目は広い視野をもたらしますが、メリットよりもデメリットの方が大きいのではないでしょうか」と疑問視。

 

 地元紙『ノーザンテリトリーニュース』には、この説を裏付ける記事が掲載されている。というのも、モンティを保護したレンジャーは、「ヘビは与えたエサを食べるのに非常に苦労していた」と証言していることから、漫画の写楽保介(しゃらくほうすけ)のように、第三の目によって、必ずしも超能力と天才的頭脳をもたらすわけではないことがわかる。

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