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隠しカメラが暴いた意外な同居人…ウォンバットの巣にアイツらが!豪州(動画)

 夫や妻の浮気を疑って、留守中に盗聴器や監視カメラを仕込むという話はよく聞くが、豪州メルボルン大学の学生グループがウォンバットの生態を調べるために巣穴に隠しカメラを設置したところ、種類が異なる同居人がいることが判明した!コアラとウサギである。

 

 さまざまな種類の動物が、ひとつの巣穴で仲良く暮らしているなんて、まるでおとぎ話の1シーンのようだが、動画を見れば一目瞭然!メルボルン大学で動物学を専攻する大学3年生のグループは2018年末、ウォンバットについて調べるために、監視カメラを貸してほしいとキャス・ハンダサイド(Kath Handasyde)先生に願い出た。

一生の3分の2を地下で生活するウォンバット

 ウォンバットはコアラと同様、豪州固有の有袋類。低木林や草原で生活する草食動物で、頭が大きく、ずんぐりした体つきで、体長は70〜110センチ程度、体重は19〜25キロ。

 

 地面にトンネル状の大きな巣穴を掘って日中を過ごし、夜になると植物の葉や根っこを探して動き回る。巣穴にトラクターや家畜が落ちる事故が多かったことから、かつては害獣扱いされて駆除されていた時代もあるが、現在は保護の対象となっている。

ウォンバットは同居人に気づいているのか

 学生たちは、センサーが動物の動きを察知すると自動的に撮影を始める特殊なカメラを借りて、巣穴に設置。その結果、ウォンバットが住んでいるはずの巣穴から、コアラやウサギまで登場したものだから、大慌てで先生のもとへ走っていった。

 

 動画を見た先生は「野生のウォンバットは気難しい性格ですから、もし自分の巣穴にコアラがいると気づいていたら、とっくの昔に追い出していたはず。このリラックスした表情からすると、同居人にはまったく気づいていませんね」と分析。

リフォーム好きなせいで…

 一方のコアラは、外敵がいないかどうか、慎重に周囲を確かめる行動が対照的だった。2匹の有袋類が巣穴を出入りしてから数時間後、第三の同居人であるウサギが登場したので、学生たちはさらに混乱に陥った。

 

 ハンダサイド先生によると、ウォンバットは、一生の3分の2を地下で過ごすため、地下にはトンネルでつながったいくつかの部屋が存在し、複数の巣穴を使い分けて外敵から身を守っている。基本的には単独生活なのだが、比較的ひんぱんに自分の住まいを「改装」するため、使わなくなった部屋があちこちにあり、コアラやウサギのような間借り人に無断占拠されることもあるという。

 

「おそらく大家さんが寝室で休んでいる間に、コアラやウサギはこっそり活動しているんでしょう。家賃も払わず、挨拶無しで!」

 

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