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ニシキヘビ4m!自分よりデカイ仲間を丸呑み「やっぱ無理」と吐き出す豪州

 オーストラリア北西部で先月、体長4メートル近いニシキヘビが、自分の体を上回る大きさの仲間を丸呑みした姿がとらえられた!

 

 ニシキヘビの共食いが目撃されたのは、西オーストラリア州北部キンバリーの自然保護区内にあるリゾート施設「キャラバン・パーク」。

ウチのニワトリが食われた!

 同パークに住み込みで働くカートさんとアマンダさんのジョンディック夫妻は先月20日朝、飼い犬がさかんに吠えているのに気づいて家の外に出たところ、ガレージのそばに今まで見たことがないくらい異常に肥えたニシキヘビに遭遇。その瞬間、ふたりは「ニワトリが食われた!」と大慌てで鶏小屋にダッシュ!幸い、毎朝卵を産んでくれるニワトリは無事だった。

 

 胸をなでおろしながら現場に戻ったカートさん。「じゃあ、コイツはいったい何を食ったんだ?」と首をひねりながら、これ以上、鶏小屋に近づけないためにも、大蛇をよそにやることを思いついた。

ドライブ中の震動が刺激に?

 そこで4メートル近い大蛇を苦労して車の荷台につっこむと、自宅から遠い場所までドライブ。「さあ、引っ越しだ」と新天地に放した瞬間、ヘビが体をくねらせながら、苦しそうに口を大きく開けた。

 

 ドライブの震動が刺激を与えたのだろうか?ヘビの口からはさっき飲み込んだばかりの1匹がスルスルと現れた。その間、わずか1分。未消化状態のヘビは「やれやれ生き返った!」とでもいうように、再びエサにならないよう、大急ぎでその場を後にしたという。

腹の中から出てきたのは

 ニシキヘビの共食いはそれほど珍しいことではないが、今回は欲張って自分より体が大きな獲物を選んだために、吐き出してしまったのが悲劇だ。

 

 とはいえ、ニシキヘビは猫や豚、まれに人間の子供すら狙うこともある。カナダのビクトリア大学で生物学を研究するパトリック・T・グレゴリー教授によれば、ヘビの下あごの2つの骨は、人間のように固定されておらず、弾力のある靭帯で結ばれているため、それぞれ独立して動かすことができることから、大きな獲物をひと飲みするのも朝飯前だという。

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