火山

伊シチリア島エトナ山 流血のような溶岩流 雪原を溶かしながら流下!(動画)

 イタリア・シチリア島のエトナ山では、先月末以来、ふたつの火口から活発なマグマの噴出を続けている。ふた筋の溶岩流は、雪原を溶かしながら山肌を流れ落ち、距離は最大で3キロに及ぶ。

 

 イタリア国立地球物理学火山学研究所(INGV)によると、エトナ山は先月29日から30日の夜に噴火を開始。

速度の早い溶岩流

 当初は南東斜面の火口から火山灰を含んだ噴煙を噴き上げるにとどまっていたが、その後、火口をはさむように南北に開いたふたつの亀裂から、マグマを噴き上げるストロンボリ式噴火が発生。

 

 火口北側から発生した溶岩流は、尾根伝いに流れ落ちて、距離は2000m近くまで到達。また南側の亀裂からさかんに噴き上がる溶岩は、かなり速い速度で谷を下り、推定全長は約3000mに達した。

 

 シチリア島では、先月27日に火山の北東斜面を震源とするマグニチュード(M)3.2の火山性地震が観測されており、今回の噴火が始まる数時間前にも、ふもとのエトネーア村でM2.8の揺れが観測されていたが、30日午後以降、次第に地震の発生回数は減少しているという。

 

 標高3350mのエトナ山には、山肌に白い残雪が残っており、溶岩流に溶かされることで激しい水蒸気が発生。山頂付近が雲に覆われていて、視界がきかないが、地球観測衛星の画像では、東のイタリア半島に向かって伸びる噴煙がはっきりとらえられている。

 

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