食中毒

さいたま市の居酒屋「おすすめ屋」O-103食中毒 10人が下痢や血便

 埼玉県さいたま市で先月19日、居酒屋で食事した男女10人が下痢や血便などの症状をあいついで発症していたことが明らかになった。患者の便から腸管出血性大腸菌O-103が検出されたことから、保健所は店で提供された食事が原因の食中毒だと断定し、同店に対し、3日間の営業停止処分を命じた。

 

 集団食中毒が発生したのは、さいたま市大宮区仲町の居酒屋「おすすめ屋 大宮店」。さいたま市保健所は先月27日、客からの通報を受けて調査を開始。その結果、先月19日に同店で食事した20〜30代の男女14人のうち10人が、数日後に体調不良を訴え、医療機関を受診していたことが判明。

 

 うち患者2人からO-103が検出されたことと、発症するまでの潜伏期間などから、同店での食事が原因だと特定した。当日のメニューは、サイコロステーキ丼やチキン南蛮、サーモンの刺し身、鶏皮ポン酢などで、原因となった食材ははっきりしない。保健所はこの店に対し、今月7日までの3日間の営業停止を命じた。

 

 O-103は、O-157と同様、ベロ毒素と呼ばれる毒素を作る病原性を持った大腸菌だ。汚染された肉や牛レバーなどを加熱不十分な状態で食べると、3〜5日の潜伏期間を経て、腹痛や水のような下痢、血便などを発症。抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では、腎臓の病気である溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳炎などを起こす場合もある。肉類は中心部まで75℃以上で1分以上、しっかりと焼くことが予防のポイントだ。

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